新宿の東京オペラシティアートギャラリーまで行ってきましたよ。
「ドレス・コード? 着る人たちのゲーム」の展示会を見るために。
こんな状況なんで会期も短縮されての開催でしたが、わりと人は入っていたような。
予約制で1時間毎にマックス30人程度だったと思います。
ファッション好きにはぜひ行ってほしいイベントですが、ちょっと物足りなかったかも。
もう少しいろんなジャンルのアイテムを扱ってほしかったんですけど、それはスペース的に難しかったのかも。
それでも見応えはありましたよ。
ディオール・オムのスーツにポール・スミス、トム・ブラウン、同じスーツでも年代ごとでぜんぜん違う。
あ~、こんなスタイル流行ったなーとか、スーツのボタンの数でもぜんぜん見栄えが違います。
そういう流行のスタイルを着るのがおしゃれなのか、流行のスタイルを着ないのがおしゃれなのか、未だによくわかりませんが、そんな問題をぶつけてくる展示会でありました。
まあ、でも、コム・デ・ギャルソンは圧倒的でしたね。
20年も前のレディーススーツでも今見てもかっこよかったです。
そしてこのドレス・コード展のメインの挿絵にもなってるこのドレス。
少女漫画のキャラを大胆にプリントした、そしてシルエットも着物なのか羽織なのか、日本的な要素もあるドレス。
これを着ろと言われれば着ないし、奥さんが着ると言ったらたぶん止めるし、でも、これを着てる人がいたら単純にかっこいいと思っちゃいます。
どこに着ていくのかわかりませんが、、、
写真を撮れるポイントは限られてるんで、ぜんぶは撮れませんでしたが、興味深かったのは、ユニクロのアイテムも展示されていたこと。
こんなギャラリーでの展示会だからといって、高い洋服じゃないといけない、ということはないんですよね。
ユニクロとJWアンダーソンのコラボや、アンディ・ウォーホルのスパム缶のプリントTシャツもきちんと展示されてました。
ギャルソンからシュプリームからユニクロまで並ぶ。
これが今のファッションの多様性という特徴をよく表してると思います。
なんでもありのミクスチャー。
でも、これって逆にいえばなんでもオシャレだし、なんでもダサいってなっちゃいます。
だって、なんでもいいってことは、誰がどんな服着てようがなんでもいいんですから。
結局は本人がかっこいい、他人がみてもかっこいい、って思われるのがおしゃれなんですが、それすらもなんでもよくなってしまう。
だからこそ、この「ドレス・コード? 着る人たちのゲーム」では、ファッションは着るだけでなく「視る、視られる」もの、そしてその駆け引きがゲームである、と言ってるんですね。
なんだか難しくなってきましたが、ゲームなんで楽しんだもの勝ちってことですね(テキトーな解釈)。
僕は十分楽しかったんで、きっちりTシャツも買って帰りました。
少しでもおしゃれやファッションに興味のあるメンズ、レディースのみなさん、おすすめのアート展でしたよ。
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